*Dear Me♡
dearmejimu
Dear Me
Dear Me♡
娘がレポート用に借りてきたのか
JAZZの歴史物語という書物
父(娘からしたら祖父)は
アマチュアジャズバンドのウッドベース奏者
広告代理店勤務の傍ら
50年以上演奏してた(割と有名だったのよ)
今は認知症でできなくなってしまったけど
JAZZのメッカ、ニューオリンズの名誉市民にまでなり
年に数回は演奏旅行
毎週土曜日に欠かさず梅田のライブハウスで演奏し
生活の一部、いや生活の半分はJAZZで埋め尽くされていた
(転勤の話も演奏が出来なくなるからと断り続けていたらしい。)
実家ではいつもJAZZが流れていたし
いつもウッドベースを触っていたけれど
娘たちが父の演奏を聴いたのは
たぶん小学生の頃が最後かな
実家でベースを触っている姿が印象に残っていたのか
それとも
娘は特に意味もなく借りてきたのかもしれないけど
なんだか父の気持ちが繋がってるようで
父の存在がちゃんと娘の中にも息づいているようで
嬉しく感じた
父はもうベースは弾けないけれど
ベッドのそばでCDを流すと
なんとなくリズムを取っているような感じにも見える
意思疎通は難しくなってしまっても
こうやって生き続けている意思やメッセージは
そこかしこにある
生きていることを残す
生きてきたことを残す
私もそんな風な生き方を
残りの人生は過ごしたい
私がわたしでいる意味を
どこかに刻めるような
そんな人生を
ありがとう
そんな気持ちです
Dear Me♡